仕事に疲れたあなたへ──心に響く漫画があります
「なんのために働いてるんだろう」
「この仕事、ずっと続けられるのかな」
──そんなふうに感じる日、ありますよね。
社会人になってからの悩みは、子どものころとは違ってとても複雑です。
でも、フィクションの中にこそ、自分の気持ちを整理できる“きっかけ”があることもあります。
今日は、「働くことがしんどい」と感じているあなたに、そっと寄り添ってくれる漫画を8作品ご紹介します。
“物語”は、現実に耐える力になる
現実で変えられないことがあるからこそ、フィクションの世界が私たちの心を支えてくれることがあります。
漫画は、共感しやすく、時に励まされ、時に笑える存在です。
とくに“働くこと”を描いた作品には、同じ悩みを抱えた登場人物がいて、自分と重ねることで心が少し軽くなることがあります。
社会人の心に刺さる漫画8選
■ ① 「仕事って、なんのためにあるの?」と立ち止まったあなたへ
🔹重版出来!(松田奈緒子)
出版社の新人編集者・黒沢心が主人公。
本作は、「仕事って結局、誰かに何かを届けることなんだ」と再確認させてくれます。
泥臭くて、しんどくて、でも仕事の先にいる“人”を思い出せる名作です。
🔹働きマン(安野モヨコ)
バリバリ働く女性・松方弘子。
「男みたいに働く=働きマン」と言われる彼女の、熱さと虚しさ、揺れ動く感情がリアルです。
「仕事は好きだけど、全部を捧げたくはない」──そんな悩みを抱える人におすすめ。
■ ② モヤモヤする気持ちを、ちょっと笑って流したいときに
🔹東京タラレバ娘(東村アキコ)
「こうしてれば」「ああだったら」とぐるぐる考えてしまう30代女性たちのリアルな日常。
恋愛も仕事も思い通りにならない、でもどこか愛おしい。
笑えて泣けて、“今の自分”を肯定してくれる作品です。
🔹きのう何食べた?(よしながふみ)
シロさんとケンジ、同性カップルの日常を描いた物語。
料理と会話と小さな幸せ──この漫画は**「今日も、ちゃんと生きた」ことを肯定してくれる**気がします。
疲れた夜に読むのにぴったりな癒し系。
■ ③ キャリアや生き方に迷ったときに
🔹銀の匙(荒川弘)
農業高校に入学した主人公・八軒が、仲間や自然と向き合いながら「働くとは」「生きるとは」を見つめ直していく物語。
学歴や競争、親の期待に押しつぶされそうな人にも刺さる。
「やり直しはできる」と教えてくれる青春漫画です。
🔹左ききのエレン(かっぴー/nifuni)
才能とは何か。凡人はどう生きるべきか。
広告業界というリアルな舞台で、クリエイターたちが葛藤しながらもがく物語。
働く意味、認められたい気持ち、理想と現実の落差が痛いほど響きます。
■ ④ “働き方”を少し見直したくなったときに
🔹逃げるは恥だが役に立つ(海野つなみ)
契約結婚をきっかけに、恋愛・仕事・家族のあり方を再定義していく物語。
一見ポップですが、実は**「働き方」「生き方」に深く踏み込んだ社会派恋愛漫画**。
“普通”を押し付けられて疲れている人におすすめです。
🔹サラリーマン金太郎(本宮ひろ志)
昭和の熱血サラリーマン像。古いけど、だからこそ熱い。
理不尽も上司もぶっ飛ばしながら、まっすぐに働く金太郎の姿は、「仕事に情熱を持ってよかった」と思わせてくれるはず。
しんどい気持ちを、漫画が代弁してくれる
頑張っているのに、しんどい。
うまくいかないことばかりで、心が折れそうになる。
──そんなとき、物語の中の誰かが、あなたの代わりに泣いてくれたり、笑ってくれたりする。
漫画には、言葉にできない思いを受け止めてくれる力があります。
今日紹介した作品の中に、きっと今のあなたに寄り添ってくれる1冊があるはずです。
まずは、1ページだけでも、読んでみませんか?
コメント