「恋愛」だけが人間関係じゃないよね、って思ったあなたへ
人と人とのつながりって、恋愛だけじゃないですよね。
家族だったり、友だちだったり、一緒に何かを目指す仲間だったり。
そういう関係のほうが、実はずっと心に残っていたりします。
今回ご紹介するのは、恋愛が主軸じゃないけれど、読むと心があったかくなる“人と人のつながり”を描いた漫画たちです。
落ち込んだとき、ちょっとだけ人にやさしくなりたいときに、ぜひ読んでみてほしい10作品を集めました。
1. 3月のライオン(羽海野チカ)
ひとりぼっちだった少年・零くんが、ふとしたきっかけで出会った川本三姉妹と心を通わせていく物語。
彼女たちとのやりとりは、あたたかくて、ときどき泣けて、でも最後にはほっと笑える。
**「家族じゃないけど、家族みたいな存在」**って、こんなにも大きな力になるんだなって感じさせてくれる作品です。
2. ハイキュー!!(古舘春一)
バレーボールというスポーツを通して描かれるのは、ただの「チーム」じゃなくて、“信頼し合う仲間たち”の物語。
誰かのために本気になったり、自分の弱さに悔しくなったり。
そんな青春のエネルギーに、読んでるこっちも胸が熱くなります。
元気がほしいときにぴったりの1冊。
3. 聲の形(大今良時)
耳が聞こえない少女・硝子と、かつて彼女をいじめてしまった少年・将也の再会から始まる物語。
重いテーマではあるけれど、だからこそ描かれる**「伝えることの難しさ」と「心を通わせる強さ」**が胸に響きます。
読後には、誰かにやさしくしたくなるはず。
4. ちはやふる(末次由紀)
競技かるたに情熱を注ぐ高校生たちの、ライバルであり、仲間でもある関係がとにかくまぶしい!
恋愛要素も少しあるけれど、それ以上に「夢を追う仲間」の描写が魅力的で、努力の尊さと絆のあたたかさにジーンときます。
5. フルーツバスケット(高屋奈月)
人に触れられない呪いを持った一族と、心に深い傷を抱えた少女・透の物語。
血縁に縛られた“家族”の苦しさと、それでも信じたい“絆”が描かれていて、人と人がゆっくり心を開いていく姿にほろっと涙がこぼれます。
6. 銀の匙(荒川弘)
エリート街道から外れ、農業高校に飛び込んだ少年・八軒。
最初は戸惑いながらも、動物や自然、人との関わりを通して少しずつ変わっていきます。
肩の力を抜いて、「自分のペースで生きてもいいんだ」と思わせてくれる作品です。
7. ワンピース(尾田栄一郎)
「仲間」という言葉の重みをこれでもかと教えてくれる、冒険漫画の王道。
バトルや冒険も魅力だけど、何よりも“誰かを信じ抜く強さ”が胸を打ちます。
ルフィの「仲間を絶対に見捨てない姿勢」に、勇気をもらえる人も多いはず。
8. ブルーピリオド(山口つばさ)
絵を描くことに目覚めた高校生・矢口八虎の、美術の道を目指す挑戦。
その過程で出会う仲間たちとの交流がとてもリアルで、「人の痛みを知る」ことが、どれほど大事かを教えてくれます。
繊細でまっすぐな心の描写が、静かに響く一作。
9. あさドラ!(浦沢直樹)
昭和の激動期を舞台にした、少女・アサの成長物語。
震災、戦後、巨大生物…とスケールは大きいのに、どこか人間くさくてあたたかい。
家族や仲間と助け合って生きるって、こういうことかもと思わせてくれます。
10. 左ききのエレン(かっぴー/nifuni)
広告業界を舞台に、「凡人」と「天才」がぶつかり合いながら、それでも前に進もうとする物語。
仕事の話がメインですが、その中で交わされる人間同士の葛藤や理解が深い。
夢を追うって、孤独だけど、やっぱり誰かと一緒じゃなきゃ意味がない──そんなことを教えてくれる作品です。
「好き」や「恋」じゃないからこそ、強くなれる関係がある
人と人は、恋人じゃなくてもつながれる。
家族じゃなくても支え合える。
血のつながりもないけれど、それでも誰よりも大事に思える存在が、人生にはたしかにあります。
今回紹介した漫画は、そんなやさしくて、あたたかくて、でもちょっとだけ泣ける人間関係を描いた作品ばかりです。
誰かに傷ついたとき、孤独を感じたとき、そっとページをめくってみてください。
きっと、あなたの心に寄り添ってくれる誰かがそこにいます。
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